鹿島は3日までに、大成建設などとつくる共同企業体(JV)でアルジェリア政府から受注した高速道路の建設工事の契約を解約したと発表した。工事代金の未払いをめぐってフランスの国際仲裁機関に仲裁を申し立てていたが、取り下げた。アルジェリア政府が既に完成した区間の未払い金支払いを含め和解の意向を示し、鹿島などが受け入れた。アルジェリア側は工期の遅れなどを理由に約1000億円を支払っていなかった。工事は2006年に契約し、10年に完成予定だった。全長約400キロのうち約300キロは既に開通した。受注額は約5400億円だった。