大手百貨店4社が1日発表した7月の既存店売上高(速報)は、そごう・西武と高島屋の2社が前年実績を上回った。化粧品などの販売が好調だった。残り2社は富裕層による高級品の買い控えなどが響き、前年割れとなった。
訪日外国人客の売上高は高島屋を除く3社がマイナスだった。そごう・西武の売上高は0.2%増だった。化粧品が増え、総菜や菓子も好調だった。高島屋も0.1%増で、紳士服や化粧品が伸び、宝飾品などの減少を補った。
一方、三越伊勢丹ホールディングスは、0.4%減だった。7月上旬の暑さで紳士服や婦人服が売れたが、夏のセールは前年に届かなかった。大丸と松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングは2.7%減となった。