佐々木さんはスタジオでのCM撮影時、監督の指示に応えてほとんどNGなしで演じたという。広報室の担当者は「佐々木さんのプロ意識の高さこそ、関電が目指す理想像」と感服することしきりだ。
ソフトバンクやスターバックスを参考に
CMの最後に画面に映し出されるのが、ブランドステートメント「power with heart」だ。「まごころと熱意を込めたサービスで、お客さまや社会の力になりたい」との思いを込めている。
策定に当たっては全従業員や一般の電気利用者らにアンケートを実施し、関電への思いや期待するイメージを聞いた。同時に掲げた経営理念やグループビジョンとも合うように、社内で議論を重ね、「ぐっと凝縮して一言にした」(松倉部長)という。
デザインも、柔らかい印象を与えるローマ字の小文字と温かみのある「ウォームグレー」、力強く躍動感のある斜体で「力強さと優しさ」を表現した。「新風」をモチーフにオレンジの曲線デザインを加えて、「変革し続ける」という熱意を込めたという。