日本郵政グループの日本郵便は5日、格安スマートフォンの販売を8月から始めると発表した。郵便局に用意したカタログで申し込みを受け付け、宅配便「ゆうパック」で利用者にスマホを送る。郵便局を活用すれば、主婦や高齢者などスマホの利用率が低い層を新たに取り込めると判断した。
IT大手のインターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する格安スマホを取り次ぐが、端末を店頭では展示しない。IIJから契約数に応じた手数料を受け取る。
郵便局は全国に約2万4000カ所あるが、まず東海支社管内(岐阜、静岡、愛知、三重の4県)の約2000の郵便局で先行的に販売する。
月額料金は2980円で、毎月3ギガバイトのデータ通信の利用が可能だ。スマホ端末は3万2800円。2020年までに100万回線の契約を目指す。