デジタルガレージとカカクコム、クレディセゾンの3社は4日、社外のアイデアやサービスを組み合わせてビジネスモデルの革新を図る「オープンイノベーション」を目指した研究開発組織「DGラボ」を設立したと発表した。人工知能(AI)などを重点分野にするという。
東京のほか、サンフランシスコなど米国内にも3拠点を設ける。高い技術を持つ国内外の企業と連携し、新たな製品やサービスの基礎となる研究成果を生み出す狙い。参画した企業は、研究成果を優先的に事業に利用できるという。
重点分野はAIのほか、分散型台帳技術(ブロックチェーン)▽仮想現実(VR)・拡張現実(AR)▽セキュリティー▽バイオテクノロジー-の5つ。当面はAIと、仮想通貨ビットコインの基盤技術であるブロックチェーンに注力する。
会見でカカクコムの畑彰之介社長は「技術が生まれてサービスにつながるまでのスピードが速い時代だ。新技術を通じて、新しい消費者へのサービスを展開したい」と話した。