不動産経済研究所が16日発表した5月の首都圏(1都3県)のマンション発売戸数は前年同月比14.1%減の3002戸となり、6カ月連続で前年実績を下回った。5月としては1992年以来、24年ぶりの低水準だった。マンション価格が上昇を続けており、消費者が購入に慎重なためという。5月発売のマンションのうち月末までに売れた割合を示す契約率は70.9%で、好調の目安とされる70%を3カ月ぶりに上回った。地域別の発売戸数は軒並み減少した。東京23区が6.0%減の1324戸、23区以外が2.7%減の391戸、神奈川県が24.0%減の729戸、埼玉県が3.6%減の291戸、千葉県が36.9%減の267戸だった。