5月の新車販売、燃費不正で三菱自、日産、スズキが後退 0台の車種も (1/2ページ)

 5月の車名別国内新車販売台数は、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」が前年同月比2・5倍の2万1527台となり、6カ月連続の首位だった。一方、4月に燃費データ不正を発表した三菱自動車の軽「eK」と供給先の日産自動車の「デイズ」は、ともにゼロだった。

 また5月18日に燃費測定法の不正を発表したスズキの主力軽自動車「アルト」「スペーシア」はいずれも大幅に減少し、順位を落とした。7位のアルトは9・8%減の7211台、9位のスペーシアは17・0%減の6676台。いずれも4月より1つ順位を落とした。

 この順位は日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が6日発表した。

 2位はホンダの軽「N-BOX」が10・5%増の1万1487台、3位はダイハツ工業の軽「タント」が29・9%増の1万1283台だった。ともに昨年4月の軽自動車税増税の反動で前年同月を大きく上回った。また両社には燃費不正で軽販売が減少した3社の販売分が流れた可能性もある。

 4位のトヨタのHV「アクア」(1万1225台、22.2%減)までが月販1万台を超えた。

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