トヨタ自動車は1日、同社の元町工場(愛知県豊田市)などグループの計9工場で車両生産ラインの一部を停止した。ブレーキ部品を生産するグループの工場で5月30日に爆発事故が発生し、部品の供給不足に陥る可能性があるためで、早期の全面再開を急いでいる。
爆発事故が起きたアイシン精機の子会社「アドヴィックス」はブレーキ部品大手。塗装・乾燥の工程が稼働を停止しており、同工程はアイシングループの他工場などで代替する方針だ。
トヨタが停止したのは、グループを含む愛知県の6工場と、京都府、大阪府、福岡県の工場の計14ライン。5月31日夕からは、高岡工場(豊田市)など4工場の6ラインを停止していた。