□平出淑恵(酒サムライコーディネーター)
ロンドンで毎年開催されている世界最大規模のワイン審査会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)。SAKE部門の創設10周年を記念した同部門審査会が兵庫県で開催されたのに併せて、日本貿易振興機構(ジェトロ)が日本酒の輸出促進イベント「SAKEシンポジウム in 神戸」を、15日に神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)で開いた。
基調講演では、SAKE部門の共同チェアマンで、ワイン業界最高峰の資格「マスター・オブ・ワイン(MW)」を持つ、サム・ハロップ氏と大橋健一氏が招かれ、市場の可能性や海外展開手法について豊富な経験を基に持論を展開した。
さらに特別講演では、「日本酒の強化」を掲げる日本ソムリエ協会の田崎真也会長が、日本のソムリエに求められる日本酒のサービスについて語り、JRホテルズの佐藤伸二総括総料理長とともに日本酒に合う料理や食材のレシピを披露した。