トヨタ自動車、日産自動車、ホンダの自動車大手3社が、5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)でハンドルやブレーキなどを車が操作する自動運転車の実演走行を計画していることが28日、分かった。
世界から多くの報道機関が集まる中で、次世代技術を披露する。オバマ米大統領をはじめとする各国首脳に試乗してもらうことも目指す。
自動運転車は障害物を検知する高性能のカメラやレーダーなどを搭載し、各社がすでに公道での走行実験を進めている。無人運転ではなく、運転席に人が座って、状況を監視することを前提としている。
日産は今年、高速道路の同一車線を自動運転できる車を発売する予定。2018年には高速道路で自動的に車線変更できる機能を取り入れる計画。20年には一般道での自動運転を目指している。トヨタとホンダも20年に高速道で実用化を目指している。