自民党は27日、国土交通関連の会合を開き、三菱自動車の燃費データ不正問題に関連し、国土交通省から説明を受けた。出席者からは早期の全容解明を求める声が上がった。一部の議員が、主力工場の水島製作所(岡山県倉敷市)の軽自動車生産が長期停止する可能性が出ていることに関して地域の雇用や経済に打撃になるとの懸念や、不正データを見抜けなかった国交省の責任を問いただしたという。
関係者によると、国交省の幹部は「日本の自動車産業に対する信頼を裏切った。責任の所在を明確にしたい」と発言、三菱自が燃費目標の実現のために数字を偽って提出していたと説明した。自民党は引き続き会合でこの問題を取り上げる方向だ。