楽天、ゴルフ場でドローン活用　コースにボールや飲料配送

　楽天は、小型無人機「ドローン」を使い、千葉県御宿町のゴルフ場「キャメルゴルフリゾート」で利用客に飲み物やゴルフボールを届けるサービスを５月から始める。楽天の三木谷浩史会長兼社長が２５日、同ゴルフ場で記者会見して明らかにした。

　楽天によると、コース場にいる利用客からスマートフォンの専用アプリで注文を受けると、クラブハウス付近でドローンに商品を積んで届ける仕組み。配送料は無料。５月９日から約１カ月間実施し、サービスの継続や拡大を検討する。

　２５日のデモ飛行では快晴の下、ドローンが離陸から飛行、着陸後の荷降ろしまで全自動で行い、三木谷氏が届けられたハンバーガーとゴルフボールを手に笑顔を見せた。三木谷氏は「過疎地への配送など、ドローンを活用したさまざまな事業展開を考えている」と語った。

　使用するドローンは、千葉大発のベンチャー企業「自律制御システム研究所」と楽天が共同で開発した。