おしゃれ…アナログレコード人気復活 パナソニックなどプレーヤー新機種投入 (1/3ページ)

2016.4.17 17:04

テクニクスが6月に発売する新型のターンテーブル。6年ぶりの復活となる

テクニクスが6月に発売する新型のターンテーブル。6年ぶりの復活となる【拡大】

  • 1万円前後の入門モデルのコーナーを充実させたヨドバシカメラマルチメディア梅田=6日、大阪市北区(織田淳嗣撮影)

 アナログレコードの人気が復活している。アナログならではの温かく柔らかな質感の音源がシニア層だけでなく若い世代にも注目され、ここ数年は右肩上がりで市場が拡大。国内外の著名アーティストによるアナログ盤リリースも相次ぐ。電機各社もこうした動きに敏感で、久しぶりとなるレコードプレーヤーの新機種を今春以降投入する。(織田淳嗣)

 日本レコード協会のまとめでは、平成27年の国内のレコード生産は66万2千枚と、22年の10万5千枚から6倍以上に拡大した。

 国内で唯一レコードを生産する東洋化成(横浜市)のプレス工場はフル稼働の状態が続いている。月ごとのプレス枚数はこの3年で3万枚から10万枚に伸びたという。同社担当者は「さまざまなアーティストがレコードを出すようになったほか、個人が趣味の演奏を記録するケースも増えている」と説明する。

 レコード市場が再燃したのは24年だ。この年、ビートルズやローリング・ストーンズなど大御所ロックバンドの往年の音源を修正して再録音したレコードが発売された。その後、きゃりーぱみゅぱみゅ、perfumeなど国内の若手アーティストらも新曲をレコードでも発売するケースが増え、裾野が広がってきた。

CDでは音楽をデジタル処理して録音する際、音を細切れに…

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