急成長するスティック型コードレス掃除機市場で、家電各社が新製品を相次ぎ投入する。三菱電機は12日、スティック型コードレス掃除機「インスティック」の新製品を5月21日に発売すると発表した。新たに“ふとん掃除”専用の付属品を搭載し、脱臭機能を追加。同時に発売するふとん乾燥機と併用すれば、睡眠の快適性がさらに高まるといい、他社製品との差別化を図る。日立アプライアンスも新製品を投入予定。海外メーカーも含めたシェア争いが激化しそうだ。
インスティックの新製品は、本体に大型走行車輪を搭載した付属品をセットすると、ふとん掃除機に変身。細かいごみや髪の毛を吸引できる。掃除機を持ち上げず、ふとんの上を滑らせるように操作でき、手や腕の負担を減らせる。
充電時間を従来比約30分減の約90分に短縮しつつ、標準モードで約20分の連続運転が可能。充電台には脱臭フィルターも搭載した。想定価格は8万円(税別)で、ふとん掃除専用の付属品がない機種は7万円(同)。