同店では1日から、珍しい肉を集めた「七珍肉宝(しっちんにくほう)コース」の提供をスタート。「まだなじみの薄い食材の中にお宝が眠っています。例えばカラスは、フランス料理の古い文献で大変に美味だという記述もあるそうで、高級食材として扱われています。カンガルーはアスリートが注目する栄養素を多く含み、ダチョウも低脂肪・低カロリー・低コレステロール・高タンパクな上に、ミネラル類も豊富なので、海外のモデルやアスリートに人気があるそうです。栄養面だけでなく、それぞれ食感や風味もさまざまなので、同じ肉でも違いが楽しめます」と笑顔を見せる。ダチョウ肉は、独特の臭みを軽減するフルーツとココア、さらに脂のうま味を引き出すスパイスを独自に配合した、こだわりのカレーに仕上げている。香ばしく素揚げしたサソリをトッピングする遊び心も、飲食店ならでは。
新しい食材の提案は、選択肢が増え、外食の楽しみが広がる。一方で、手に入りにくい、調理方法がわからないなど、自宅での調理には悩みも多い。目新しい食材こそ、飲食店ならではの工夫が光るのではないか。今年の春は、新たな食材を体験しに外食へ出かけてみてはいかがだろうか。
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■ぐるなび
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