2015年11月11日、初飛行を終え着陸体勢に入るMRJ=愛知県春日井市(森本幸一撮影)【拡大】
国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を開発する三菱航空機(愛知県豊山町)は16日、米航空機リース会社エアロリースから最大で20機を受注することで基本合意したと発表した。三菱航空機は早期に正式契約の締結を目指す。エアロリースからの受注が確定すれば、合計で427機になる。
三菱航空機は16日から開催されているアジア最大の国際航空見本市「シンガポール・エアショー」でエアロリースとの基本合意を明らかにした。今回、受注したのは90席クラス。航空機リース会社からの受注は初めてとなる。同社への納入は2018年を予定している。
三菱航空機の森本浩通社長は今回の基本合意について「航空機リースは航空機産業にとって大変重要な役割を担っており、計画の早い段階で受注でき、誇りに思う」とコメントした。