ランエボは1992年の初代からモデルチェンジを重ねて10代目まで国内累計約10万台の販売を誇る。しかし、三菱自は開発目的の一つだった世界ラリー選手権から撤退。今後はプラグインハイブリッド車(PHV)やSUVに経営資源を集中する方針で、ランエボは“引退”を余儀なくされた。
中高年齢層が下支え
ファイナルエディションの購入者をみると40代男性が30%、50代男性が19%と約半分を占め、30代男性(18%)も加えると約7割に上る。「高額なので資金に余裕のある中高年齢層が中心」(広報部)のため、市場の先細り懸念は拭えないという事情もある。