ホンダの「シビック タイプR」は、2010年10月に国内で限定販売した3ドア車「ユーロ」以来の復活だ。新開発のターボエンジンを搭載し、最高出力は310馬力。ドイツの有名サーキット「ニュルブルクリンク北コース」での評価で、前輪駆動の量産車トップのラップタイムを記録するなど実力は折り紙つき。注文は10月29日からの1カ月弱で10倍以上に膨らんだため、異例の抽選販売に。高倍率の争奪戦となり、購入を希望していた八郷隆弘社長も「お客さんが優先」と、涙をのんで諦めたという。
三菱自動車が四輪駆動セダン「ランサーエボリューション」の最終モデルとして8月に発売した「ファイナルエディション」も人気を集めた。先行予約を始めた4月から約3カ月で限定1000台の枠が埋まり、「ランエボ」の愛称で親しまれた名車の存在感を改めて示した。