アマゾン自体や、マーケットプレイスに参加している事業者では提供していないような独自のサービスを、それぞれのECサイトで展開している事業者が、「Amazonログイン&ペイメント」に参加することで、アマゾンユーザーはより豊富なショッピングメニューを楽しめるようになる。これによりユーザーの利便性が高まり、オンラインショッピングの利用者が増えることを示して、さらに多くの事業者に参加を呼びかけていく。
出店者向けのサービス強化として、アマゾンではこのほか、商品を販売している事業者に、運営のための資金を融資する「Amazonレンディング」で「リファイナンス(借換)型ローン」の提供を10月から開始した。完済時まで次の融資を利用できなかったものを、1回目の返済が行われた後は、借り換える形で限度額まで新たに融資を受けられるようにした。商品が売れていても、融資が受けられないため仕入れができず、勝機を逃していたような事態を避けられる。従来は3カ月、6カ月だった融資期間に、新たに12カ月のものも追加した。
出店者が販売窓口を広げられるようにする施策、取扱商品の拡充につなげられる施策を採り入れることによって、アマゾンが企業理念としている「地球上で最も豊富な品揃え」と「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」も満たしていこうとしている。