三菱自動車は26日、誤ったシフト操作をするとギア部品が破損する恐れがあるとして、「eK-WAGON」や日産自動車ブランドで生産した「オッティ」など、軽乗用車5車種、計10万1927台(平成20年12月~23年3月生産)の改善対策を国土交通省に届けた。リコールと同様の無償修理に応じる。
国交省によると、4速自動変速機を搭載した車が対象。車が停止する前にシフトレバーを駐車用の「Pレンジ」に入れると、ギアを固定する部品に過剰な力がかかって破損することがあり、パーキングブレーキをかけず坂道に駐車した際に車が動く恐れもある。部品の溶接が不十分だった。
22年8月以降、39件のトラブルが三菱自に報告された。事故は確認されていない。