【現場の風】資生堂 未来の美求め「大実験室展」企画 (2/2ページ)

2015.10.22 05:00

 --資生堂は新たな研究開発体制を模索している

 「2018年末に横浜市のみなとみらい地区で新研究所『グローバルイノベーションセンター(仮称)』を設立するのに合わせて、さまざまな新しい試みに挑戦する方針だ。今回の展覧会もその一つ。研究所のあり方を考えるヒントとなるのではないか」

 --今後もこのような企画を手がけていくのか

 「『美』を本業とする当社には、未来の美について考え、社会に提案していく義務がある。未来の美を生み出すには、一歩も二歩も時代の先を読む必要があるし、研究開発ではさまざまな角度からのアプローチが欠かせない。社外との交流も重要だ。今後も企業理念の『美しい生活文化の創造』につながるような取り組みを考えていきたい」

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【プロフィル】石井美加

 いしい・みか 学習院大大学院修了。1994年4月資生堂入社。宣伝制作室などを経て、2015年4月から経営戦略部勤務。東京都出身。

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