例えば、子供の健康を考慮して自然素材を使った部屋、家族間のプライバシーを配慮し個室を多く配置した部屋など多種多様だ。子供の独立や、単身の親と新たに同居するといった家族構成の変化に対応し、間取りも変えることができる部屋も用意している。
さらに学習塾や料理教室を開くことを想定した部屋もあり、実際に入居した社員が狙い通りに利用している。
柔軟な間取り変更を可能にしたのは、建物に採用した骨格部分と内装部分を別々に構成する「スケルトン・インフィル方式」。この特長を生かして異業種との連携も始まっている。
現在進行中の実験では初めて不動産開発業者から企画を募ったコンペティションを試み、最優秀となった大京と近鉄不動産がそれぞれリフォームを手掛けた。