猛暑の影響、業種で温度差 ビアガーデンやプール絶好調 遊園地は苦戦 (1/2ページ)

2015.8.4 06:18

 関東地方が梅雨明けした7月19日以降、連日続く猛暑により、ビール類や清涼飲料、アイスクリームなど夏場の定番商品が“バカ売れ”している。天候不順で夏商戦が不発に終わった前年比で1~4割伸びているケースも目立ち、景気の浮揚効果に期待がかかる。

 「予約が取りにくい状況が続いている」。こう話すのは、ビアガーデン「森のビアガーデン」(東京都新宿区)をグループ企業で運営するロイヤルホールディングスの担当者だ。梅雨以降、晴天が続いていることで、連日、予約の問い合わせがひっきりなしという。

 アルコール類や飲料、アイスの販売も絶好調だ。キリンビールの発泡酒と第3のビールを含むビール類の7月下旬の販売数量は前年比12%伸びた。缶酎ハイも人気で、サントリースピリッツは「-196℃ストロングゼロ」の7~9月の生産数量を前年同期比15%増やして対応する。清涼飲料では、アサヒ飲料の麦茶飲料「六条麦茶」の梅雨明け以降の販売が4割伸長。コンビニエンスストア大手のファミリーマートでは「7月のアイス販売が約1割伸びた」(担当者)と話している。

「これだけ暑い日が続くと高齢者を中心に客足が減る恐れも」(大手百貨店)

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