ヨーロッパのカジノでは、一定の条件のもとでSWP(スキル・ウィズ・プライズ)カジノが認められるようになっている。そのスキル(技術介入度)がネバダでも一部マシンに限定で許可されるわけだが、技術介入がある程度許容されれば、日本の遊技機メーカーの海外進出に拍車がかかることになる。少なくとも技術の輸出は増えるだろう。さらにECOパチ、ECOスロという封入式遊技機開発が有するポテンシャルはきわめて高く、日本の遊技文化の海外市場進出に大きなチャンスが生まれてくるに違いない。
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【プロフィル】三浦健一
みうら・けんいち 1949年生まれ。遊技業界専門誌の編集長を経て89年に独立。月刊誌「シークエンス」を創刊し、業界で初めてFAXによるリアルタイムの情報配信もスタートさせた。業界ジャーナリズムの先駆け的存在として知られる。