ホンダFCV、航続距離750kmでトヨタMIRAIを上回る? (2/2ページ)

2015.7.5 07:01

 対するホンダは発売時期上、当初から新規格での航続距離として「700km」を謳っている可能性が有り、実質上は「50kmの差」ということになりそうです。

 これは販売で先行するトヨタ「MIRAI」に対するアドバンテージを確保する意味で重要なのかもしれません。

 ホンダFCVのもう一つの優位性は乗車定員数。トヨタ「MIRAI」が4人乗りなのに対してホンダは5人乗り。

 この違いはホンダの場合、燃料電池スタックの小型化とあいまって、今後のFCV普及拡大期に備えてパワートレインを一般的なガソリン車の「エンジンルーム」に集約した効果によるもの。

 勿論、トヨタも今後ラインナップ車種へのFCV展開を進める中、効率的なレイアウトを採るものと予測されます。

 EVメインの日産もホンダに続いてFCVの市販を2017年に予定しており、国内大手3社間でFCV開発を巡る技術競争が既に始まっているという訳です。

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