日本郵政の西室泰三社長は26日の定例会見で、今秋に予定しているグループ3社の株式上場について、「本日の取締役会で6月30日に東京証券取引所に本申請を行うことを決めた」と述べ、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の3社が10月にも上場する可能性を示唆した。
26日午前に開かれた自民党総務会で、ゆうちょ銀とかんぽ生命の限度額引き上げの提言が了承されたことについては、「自民党が決めたことは歓迎するが、制度改正が施行されるめどがたったわけではない」と述べた。
その上で、上場時の目論見書は限度額規制が継続されることを前提に作成する方針を明らかにした。