新幹線車内でのインターネット接続は、スマートフォンや携帯電話を使う接続が東海道・山陽の東京-新山口間に続いて東北の東京-盛岡間で4月にトンネル工事が完了し、途切れなく通信できる。また東海道新幹線にしかなかった車内無線LANが5月から東北新幹線の一部でもサービスが始まった。
■希少なサービスだった車内無線LAN
東海道新幹線の車内で公衆無線LAN方式によるインターネット接続サービスが始まったのは、いまから6年前の2009年3月。以前は新幹線の走行スピードが速いこと、トンネルが多いことが障害となり、車内では携帯電話がつながらないことが多かった。JR東海では、主にビジネス乗客の利便性を確保するため、車内無線LANのサービスを開始した。
サービス内容は、ほぼ現在と同じ。N700系(N700A含む)の車両だけで、東京-新大阪間が対象。利用できる車内無線LANは次の通り。提携事業者分を含む。
▽NTTドコモ「docomo Wi-Fi」
▽ソフトバンクテレコム「BBモバイルポイント」
▽UQコミュニケーションズ「UQ Wi-Fi」
▽NTT東西「フレッツ・スポット」