日本遊技機工業組合(日工組、理事長・金沢全求氏)は18日、東京都中央区の組合事務局で「のめり込み対策」に関する記者会見を行った。
金沢理事長は、のめり込み対策としての遊技機開発について言及。パチンコに対する世間のイメージが悪く、ファンも大幅に減少している現状に触れ、この原因を「玉単価が高いがゆえに大衆娯楽として遊びづらくなったこと」と指摘。環境に適した真の大衆娯楽として手軽に安価に遊べる機械の提供を促進するために、射幸性を抑えたパチンコにとどまらず、セブン機の他にもドラム型や電役、羽根物など多種多様な機械づくりに注力すると述べた。
また同日、日本電動式遊技機工業協同組合(日電協、理事長・里見治氏)と回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商、理事長・伊豆正則氏)が、東京都台東区の日電協事務局で「闇スロ撲滅宣言」に関する取り組み状況について説明会を開催した。
今年の1月に開かれた遊技業界関連6団体代表者会議で「回胴式遊技機が闇スロに流出することのない仕組み作りを遊技業界全体で取り組む」ことが決定。これを受けて、パチンコホールや防犯関連団体に「闇スロ撲滅宣言ポスター」を店内や地域の掲示板に掲示することを要請。さらに、より具体的でスピーディーな情報提供に向け、闇スロ情報を収集する「闇スロ撲滅宣言」サイトも改良した。加えて、8号営業店舗(ゲームセンター)からの流出を防止するため、8号業界の関連団体とも協議を始めるほか、根本的対応として闇スロ店に設置されても動作しないパチスロ機の研究を進めていくとした。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)