携帯各社“冷めた目線” サムスン新型スマホ発表に

2015.4.8 21:45

発表会でスマートフォン「ギャラクシー」の新製品をアピールするサムスン電子ジャパンの阿部崇・営業グループ部長=8日、東京・日本橋(高橋寛次撮影)

発表会でスマートフォン「ギャラクシー」の新製品をアピールするサムスン電子ジャパンの阿部崇・営業グループ部長=8日、東京・日本橋(高橋寛次撮影)【拡大】

 サムスン電子の最新スマートフォン「ギャラクシーS6」シリーズは、革新的なデザインが評価される一方で、販売する携帯電話会社からは「(米グーグルのOS『アンドロイド』を搭載した)数ある端末の一つにすぎない」との本音も聞こえる。日本でのシェア奪還に意気込むサムスンとの“温度差”は否めない。

 かつて、サムスンが日本で高いシェアを誇った背景には、NTTドコモが携帯電話販売の重点をサムスンとソニーの2社に置く「ツートップ戦略」の後押しがあった。

 だが、ドコモは平成25年秋にアイフォーンの販売を開始。携帯大手3社がアイフォーンの販売に集中し、結果的にアップルがシェアを拡大した。

 ギャラクシーS6シリーズは、ドコモとauで初めてデータ通信速度が毎秒225メガビットの新規格「LTEアドバンスト」に対応した端末となる。それでも、アイフォーンの新機種発売時に行ったような「下取りサービス」の予定はない。

 MM総研の横田英明取締役は「日本のスマホ市場は、今やアップルを中心に回っている」というだけに、風穴を開けられるかどうかは未知数だ。(山沢義徳)

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