大塚家具お家騒動 カジュアルか高付加価値か…父娘で真っ向から対立 (1/3ページ)

2015.3.17 21:28

報道陣からの質問に答える大塚家具の大塚久美子・代表取締役社長

報道陣からの質問に答える大塚家具の大塚久美子・代表取締役社長【拡大】

  • 経営戦略についての記者会見に臨む大塚家具の大塚勝久代表取締役会長

 会長の父親と社長の娘が経営をめぐって対立している大塚家具が27日に開く株主総会まで10日を切った。

 大塚久美子社長と創業者の勝久会長は互いに相手を経営陣から外す取締役案を提出している。気軽に入れる店づくりを目指す久美子氏の「カジュアル路線」と、接客に注力して家具一式を売り込む勝久氏の「高付加価値路線」。真っ向から対立する経営方針を掲げ、株主の議決権を集める委任状争奪戦(プロキシファイト)が激しくなっている。

 「これからの『住』需要にこたえるビジネスを構築する必要がある」。今月13日の会見で、久美子氏は改めてこう主張した。

 目指すのは、勝久氏が作り上げた販売手法からの脱却。同社は勝久氏の下、顧客が氏名や住所を記す「会員制」を採用し、店員がついて回って婚礼や引っ越し用の「まとめ買い」を勧める方法で成長してきた。

住宅着工が減っている市場環境に合わなくなっていると指摘

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