連日、A5ランクの神戸牛を求め、外国人客でにぎわいを見せる「牛庵」(東京都中央区)のオーナーの松野正雄さんは「2年くらい前から、旅行口コミサイトの書き込みがきっかけで海外からのお客さまが急増しました。現在では半分以上が海外からのお客さまという日も珍しくありません」と話す。偶然に通りかかって入店するケースは少なく、事前にインターネットで情報を収集し、来店を決めているケースがほとんどだという。「自国にいらっしゃるときから店の魅力を知ってもらうことが大切です。当店での食事を目的に訪日され、通いやすいように近くのホテルに宿泊しているというお客さまもいらっしゃいますよ」と松野さんは笑顔を見みせる。同店では、ぐるなび外国語版ページで情報を伝えるほか、英語と中国語に堪能なスタッフがおもてなしをし、満足度を高めている。
飲食店もさまざまな施策を打ち、訪日外国人客へのおもてなしを高めようという気運が高まっている。自店の良さを事前にアピールして来店の後押しをし、魅力を知った上で来店してもらうことが訪日外国人客の満足度をさらに高める鍵となりそうだ。
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■ぐるなび外国語版(英語)
gurunavi.com