2015.1.20 05:00
■インスタカート 生鮮食品宅配で注目
多くの人が煩わしいと感じる家事の一つが、生鮮食品の買い物。週に3回、近所のスーパーに出かける人も、たとえそれが月に3回だけという人も、楽しんで買い物できる人は珍しい。
米国のサンフランシスコで2年半前に創業したinstacart(インスタカート)は、そんな日々の煩わしさから人々を解放することを目指す。ウェブブラウザはもちろん、アップルの基本ソフト(OS)「iOS」やグーグルの「アンドロイド」対応のアプリを使えば、ボタンを数回タップするだけで地元の食料品店から当日宅配を注文できる。
注文プロセスはシンプルでユーザーの使い勝手に配慮されている。まずサイトかアプリで自宅の郵便番号を入力して、サービスを利用できる地域か確認する。次に好みのスーパーを選択し、必要な商品を選択して総額をクレジットカードで支払う。
インスタカートは、新規ユーザーの初回注文について配達料金無料をうたう。次回注文時からは、いくつかのオプションから自分に合ったものを選択する。35ドル(約4100円)以下の注文なら1時間以内の配達に9.99ドル、2時間以内なら7.99ドル。まとめて35ドル以上買い物する場合は、1時間以内で5.99ドル、2時間以内なら3.99ドルで済む。インターネット通販大手、アマゾン・コムのアマゾン・プライムを参考にしたインスタカート・エクスプレスの会員になれば、年間99ドルの定額料金で、35ドル以上の買い物の配達料金が無料になる。