--燃料電池車(FCV)に燃料の水素を提供する「水素ステーション」の設置に力を入れている
「すでに23カ所の建設が決定し、15年度までに40カ所の設置を目指している。日本のFCVの技術は世界で最も進んでいるが、その先については、FCVの普及状況を見ながら判断したい」
--インドネシアやベトナムでの製油所の改修や建設への参加も決めた
「製油所の運営だけでなく、ガソリンスタンドの展開などを行うのが夢だ。潤滑油については、製造拠点が47カ所あり、営業拠点も1月にメキシコ法人を設立し、28カ所に増える。OEM(相手先ブランドによる生産)が中心だが、いずれは自社ブランド品の販売で収益力を高めたい」
◇
【プロフィル】杉森務
すぎもり・つとむ 一橋大商卒。1979年日本石油(現JX日鉱日石エネルギー)。取締役常務執行役員を経て、2014年6月から現職。石川県出身。