個性的な改造車(カスタムカー)が集結した国内最大の展示会「東京オートサロン」が9日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。自動車メーカー各社は遊び心のある車両展示に加え国内初出展のモデルを投入するなど工夫を凝らし、会場を埋め尽くしたファンにアピールしていた。
マツダは小型スポーツ用多目的車(SUV)「CX-3」を国内初出展し、オープンスポーツカー「ロードスター」の新型車を6月以降に発売すると発表した。
また、メルセデス・ベンツ日本は小型車「Bクラス」の新型車を2月初旬に発売すると発表。上野金太郎社長は会場で開いた発表会で、「広い室内空間とすぐれた実用性を備えた一台だ」と強調した。価格は307万~490万円。
トヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」はレース車両の上からつるした60本以上のヘッドホンで走行音などを聴ける演出を披露。「モータースポーツの情熱を感じてほしい」という。
東京オートサロンには国内外の自動車メーカー15社や、部品、タイヤメーカーなど計414社が出展。11日まで開かれる。