カゴメは5日、トマトケチャップなど飲料以外のトマト製品の一部の出荷価格について、4月1日の出荷分から4~13%値上げすると発表した。家庭用トマトケチャップの値上げは、1990年7月以来、約25年ぶりとなる。
値上げの対象は合計97品目で、家庭用がトマトケチャップ、「アンナマンマ」ポモドーロ瓶パスタソースなど3種類20品目。業務用がトマトケチャップ、トマトソースなど種類77品目。同社が扱っている飲料以外のトマト製品570品目のうち、約17%にあたる。
世界的な食料需給拡大の影響でトマトペースト原料などの高騰が続いており、「これ以上の自社でのコスト吸収の施策は困難になった」としている。