KDDIは23日、米モジラのOS(基本ソフト)「ファイアフォックスOS」を搭載した日本初のスマートフォン「Fx0(エフエックスゼロ)」を25日から順次発売すると発表した。同OSはウェブ制作に使うHTML言語を用い、OSの設計図に当たるソースコードを公開しているため、アプリ(応用ソフト)を容易に開発できるのが特徴だ。
スマホ向けOSは、米アップルの「iOS」と米グーグルの「アンドロイド」が9割超を占め、米マイクロソフトが“第3のOS”として打ち出した「ウィンドウズフォン」もシェアを伸ばせていないのが現状。
こうした中、都内で開いた発表会でKDDIの田中孝司社長は「既存品に飽き足らないギーク(コンピューターマニア)のために作った。電子工作を楽しむような『作る自由』を提供しスマホと家電などさまざまなデバイスがつながる新しい世界を広げたい」とアピールした。