ヤマト運輸などを傘下に持つヤマトホールディングス(HD)は18日、現在はヤマト運輸社長の山内雅喜氏(53)が来年4月1日付でヤマトHD社長に就任する人事を発表した。木川真社長(64)は、代表権のある会長に退く。
2011年4月にヤマトHD社長に就任した木川氏は丸4年で山内氏にバトンタッチし、19年の創業100周年を見据えて経営体制の若返りを図る。山内氏の後任のヤマト運輸社長は別途選任するとしている。
山内氏は、同じヤマトHD傘下で企業物流などを手がけるヤマトロジスティクスの社長などをへてヤマト運輸の社長となった。同日、東京都内で会見した山内氏は「変化が激しい中、新しいニーズを感じ取り、価値のあるサービスを生み出していくのが私の使命」と語り、「宅急便」の海外展開の強化にも意欲を示した。
一方、会見に同席した木川氏は「過去にない大幅な若返りとなる。若い力で、グループ全体を引っ張ってほしい」と期待を示した。
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【プロフィル】山内雅喜
やまうち・まさき 金沢大卒。1984年ヤマト運輸(現ヤマトホールディングス)入社。東京支社長、人事総務部長などを経て2011年からヤマト運輸社長。長野県出身。