■就寝中の顔周辺だけ加湿 肌水分1.5倍に
湿度の低い冬場は、寝ている間の肌の乾燥や朝起きたときの鼻・喉の違和感に悩まされる人が少なくない。そんな乾燥トラブルの対策に三菱電機から発売されたのが、寝ている人の顔の周囲に集中的にスチームを届ける「パーソナル保湿機」だ。
◆厄介な冬場の結露
温度変化が大きな戸外の相対湿度は、夜になると高くなる傾向にあるが、室内の相対湿度はそれほど大きく変化しない。調理などによって水分が供給されることがない就寝中は、むしろ乾燥の悩みを感じやすくなる。マスクを着けて寝たり、ぬらしたバスタオルをつるしたりとさまざまな工夫をしても、睡眠中の快適さや加湿量の点で、なかなか満足のいく効果は得られにくい。
加湿量の大きな、加湿機や加湿空気清浄機も、寝室で使う場合の課題がいくつか指摘されている。まず挙げられるのが結露の問題だ。ただでさえ、冬場の結露は厄介な問題だが、加湿機から供給された水分は多量の結露を生じ、毎朝これを拭き取らなければならない。その他、運転音や衛生面、電気代など加湿方式の種類ごとに異なる課題があって、せっかく購入した加湿機の使用をやめてしまったという人も少なくなかった。