レオパレス21 カンボジアで自社アパート開発 (1/3ページ)

2014.12.10 05:00

開業式であいさつする深山英世レオパレス21社長=プノンペン市内のホテル(木村文撮影)

開業式であいさつする深山英世レオパレス21社長=プノンペン市内のホテル(木村文撮影)【拡大】

  • レオパレス21カンボジアがサービスアパートの建設を予定するトゥールコック地区。新興住宅やショッピングセンターなどの建設が相次いでいる=プノンペン郊外(木村文撮影)

 ■深山社長「ASEANに1000世帯」

 レオパレス21がカンボジアに進出、今月4日にプノンペン市内のホテルで開業式を行った。同社の深山英世社長はあいさつで、プノンペンに家具付きでホテル並みのフロントサービスなども備えたサービスアパートを自社で建設する計画を明らかにした。今後、カンボジアなど海外事業を加速する構えだ。

 ◆日本式サービス提供

 同社はカンボジア現地法人のレオパレス21カンボジアを設立、今年6月に事業を開始した。深山社長によると、自社開発のサービスアパートは、プノンペン郊外のトゥールコック地区に建設予定。2015年2月に着工し、17年の完成を目指すという。2ベッドルームの部屋を中心に、さらに広い部屋や1ベッドルームタイプなど約50室の建物になる見込みだ。

 カンボジアには現在、2000人を超える日本人が住み、100社以上の日系企業が進出している。トゥールコック地区はプノンペンの北西部に位置し、住宅地やショッピングセンターなどの建設が続く新興開発地域。都心部への通勤・通学にはやや時間がかかるが、緑地も多く、ここ数年で日本人や韓国人など外国人の居住者が増えている。

 深山社長は「日本で培った物件管理のノウハウをカンボジアでも生かし、住む人が求めるサービスを迅速に提供できるシステムを作りたい」と話し、日本式の行き届いたサービス提供を自社物件の売りとする考えを示した。トゥールコック地区のサービスアパートは、同社にとって初めての海外での自社物件となる。

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