ソフトバンクは4日、スマートフォン向けにタクシーの配車アプリ(応用ソフト)を東南アジア6カ国で提供するシンガポールのITベンチャー、グラブタクシー・ホールディングスに2億5000万ドル(約300億円)を出資、筆頭株主になると発表した。
ソフトバンクは10月にもインドの同業、オラキャブスに2億1000万ドル出資しており、今回の出資は配車アプリ関連で2社目。
グラブ社は2012年に創業し、スマホのGPS(全地球測位システム)機能を活用した配車サービスを17都市で展開。タクシー6万台余りが登録し、月に1度以上利用するユーザー数は50万人を抱える。ソフトバンクは、観光客の増加などでさらに成長が見込めると判断して出資を決めた。