エースコック(大阪府吹田市)は1日、近畿大学が完全養殖している「近大マグロ」の中骨だしを使用したカップ麺を発売した、と発表した。マグロだしのカップ麺は大手では初めてという。税抜き価格は195円。約3カ月で150万食を限定販売する。
新商品「近畿大学水産研究所監修 近大マグロ使用 中骨だしの塩ラーメン」は、近大が展開する専門料理店ででたマグロの中骨からエキスを炊き出してスープにした。
これまで、近大では中骨以外はすべて、商品として提供してきたが、中骨は廃棄処分にしてきた。このため、近大からエースコックに再利用の検討要請があり、共同開発が決まった。
エースコックの村岡寛社長は「近大マグロ人気は依然高く、店舗でも連日完売状況。そのなかで、カップ麺に使用することで、多くの消費者に近大マグロを楽しんでもらいたい」と語った。