「2014特許・情報フェア&コンファレンス」(主催・フジサンケイビジネスアイ、産経新聞社など)は2日目の6日、グローバル化に伴い注目を集めている特許関連のブースがにぎわっていた。
富士通は、約90カ国の特許情報を検索できるクラウドサービス「ATMS PatentSQUARE(アトムス パテントスクエア)」を出品した。英語と中国語の特許情報は、全文を機械翻訳によって日本語表示が可能。また研究開発部門と知的財産部門などの関連部門がクラウド上で情報を共有することで連携もできる。製造ソリューション部の東島正幸さんは「今後も国際競争力の強化につながるサービスを提供していく」と話していた。
日本特許情報機構は検索可能な約100カ国の特許のうち、中国、米国、欧州、国際出願をそれぞれ全文日本語訳で表示する「世界特許情報全文検索サービス」を展示。営業推進課の佐藤仁思主任は「日本語訳を通じて、世界の特許を効率的に検索できる」とアピールしていた。