おせち料理の予約が早くも始まっている。かつて、おせちといえば、家庭で手づくりされていたが核家族化が進んだ今、品数の多いおせちをつくるのは手間がかかることもあり、「つくる」から「買う」時代に変化。購入先もスーパーや百貨店などのリアル店舗からネット販売に移行されつつある。
ぐるなびが、6月にユーザーを対象に行った調査によると、おせちの購入先で最も多かったのはスーパー(44.6%)、次いでインターネット(26.8%)、デパート(21.1%)と続いた。しかし、2013年と14年を比べると、スーパーがマイナス1.8%なのに対し、インターネットはプラス4.1%。調査項目全体でみても、インターネット購入が最も伸びているため、今年もさらなる伸びが予想される。
そんな中、取り寄せグルメサイト「ぐるなび食市場」では、9月25日におせちの試食会を開催。今年の傾向は、景気の持ち直しや産地へのこだわりなどの影響により「高級化+こだわりの一品」がキーワード。全国から、えりすぐりの高級食材が入ったおせちに、こだわりの一品を用意。和風では、おせちにカニやマグロなどのおまけ付き、洋風ではローストビーフやテリーヌなどの食材にデザートやスイーツを特典としてプラス、中華ではアワビやフカヒレなどの高級食材を使ったオードブル形式のおせちが注目だ。