地上波テレビの秋の番組改編の内容が出そろった。フジテレビやテレビ朝日などは、バラエティー番組を中心に大幅な改編を実施。これに対し、好調を維持する日本テレビは最小限の改編にとどめるなど各局の戦略が分かれる結果となった。
フジテレビは春に続き、大幅な改編に着手。主に日曜、月曜の強化を目指し、美輪明宏らがニュースについて語り合う「ニュースな晩餐(ばんさん)会」(日曜午後7時58分)、タモリと宮沢りえがさまざまなゲストとトークを展開する「ヨルタモリ」(日曜午後11時15分)などバラエティーだけで9番組を投入する。
ドラマでは、人気漫画をドラマ化した「信長協奏曲(コンツェルト)」(月曜午後9時)、続編となる「ファーストクラス」(水曜午後10時)など6番組を放送。亀山千広社長は「今回は“重量級”の改編。メーンの司会者やキャスト含め、自信を持っている」と話す。