【リニア乗車体験記】「ゴォー」と低く響く時速500キロ 金属探知機による手荷物検査は「まるで旅客機」 (1/3ページ)

2014.9.22 18:41

JR東海が山梨リニア実験線で体験乗車を報道公開した=22日午後、山梨リニア実験センター(鴨川一也撮影)

JR東海が山梨リニア実験線で体験乗車を報道公開した=22日午後、山梨リニア実験センター(鴨川一也撮影)【拡大】

  • リニア実験センターで公開された新型車両L0系=22日午前、山梨県都留市
  • 車内の走行速度を示すモニター=22日午前、山梨県内(鴨川一也撮影)
  • 500キロを超えて走行していることを示す新型車両L0系内のモニター=22日午前、山梨県都留市のリニア実験センター
  • 報道公開されたL0系の車両=22日午後、山梨リニア実験センター(鴨川一也撮影)

 JR東海は22日、総延長42・8キロの山梨リニア実験線(山梨県上野原市-笛吹市)で、7両編成の最新車両「L0(エルゼロ)系」に報道陣を乗せ、試乗会を開いた。11~12月に一般向けのリニア体験乗車を行うのに先立つイベントで、記者は一足先に「時速500キロの世界」を体感した。

QRコードを改札機にかざす

 この日はまず、同社の山梨実験センター(山梨県都留市)内に新たに設置された発券機や改札機などの設備が初めて披露された。

 一般向け体験乗車の参加者は、金属探知機のゲートをくぐって手荷物検査を受けた後、発券機を操作してチケットを受け取る。「リニア搭乗券」と書かれたチケットは旅客機のチケットとほぼ同じつくりで、不正防止のために乗客の氏名を記載している。そして、チケットに印刷されたQRコードを改札機にかざすとチェックインが完了する。

 乗車手続きは、高速鉄道に乗るというよりも、「旅客機に搭乗する」という印象を強く受けた。ただ、JR東海の遠藤泰和・山梨実験センター所長は「実験線での体験乗車を意識したものであり、実際の営業運転での設備は今後検討する」などと含みを持たせる。

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