東芝ライフスタイルは21日、外出先からスマートフォン(高機能携帯電話)で自宅の様子を確認できるロボット掃除機など白物家電の新製品を9月から順次発売すると発表した。消費税増税による販売減が懸念される中、先進的な機能や洗練されたデザインをアピールして需要を取り込む。
ロボット掃除機「トルネオ ロボ」(税別想定価格約7万5000~約12万円)は本体が集めたごみを充電台が自動で吸引し、ごみを捨てる手間を減らした。最上位機種はカメラと通信機能を備え、外出先からスマホで自宅のペットの様子などを見ることができる。
併せて、カビの原因となる洗剤カスがつかない洗濯槽「マジックドラム」を採用したドラム式洗濯乾燥機(約26万~約35万円)や、大容量化を実現した冷蔵庫(約22万~約40万円)なども投入する。
4月の消費税増税を受け、4~6月の国内白物家電販売額は前年割れになったが、石渡敏郎社長はこの日の製品発表会で「平均単価は上昇しており、商品の内容を改善して販売を回復させたい」と意欲を述べた。