バンダイナムコホールディングスは5日、人気コンテンツ「妖怪ウォッチ」の関連玩具で品薄状態の「妖怪メダル」の増産計画を発表した。今年1月~来年3月に1億枚販売予定だったが、目標を年内に前倒しし、中国での製造委託先を増やす。
同商品は6月末までに3200万枚を販売。品薄状態のためネットオークションなどで高値取引されており、石川祝男社長は同日の決算会見で「増産を強化し、航空便も使って素早い供給に務めたい」と述べた。
妖怪ウォッチ関連では平成27年3月期中に70億円の販売を見込んだが、4~6月で65億円に達し、上期中に100億円を売り上げる見通し。
このほかスマートフォン向けゲームや「機動戦士ガンダム」関連の映像コンテンツなど大半の事業が好調で、同日発表した4-6月期の連結業績は、平成17年の経営統合以来最高水準で着地。売上高は前年同期比約16%増の1225億円、営業利益は約26%増の168億円、最終利益は約22%増の116億円だった。