日立アプライアンスは23日、発光ダイオード(LED)光源と光触媒により炭酸ガスを作りだし、野菜の鮮度や栄養素を保つ業界初の技術を搭載した大容量冷蔵庫「真空チルド」シリーズを9月4日から順次発売すると発表した。消費税増税後の反動減で家庭用冷蔵庫の需要が落ち込む中、独自技術を搭載した製品の投入で需要の掘り起こしを図る。
新製品は、野菜室の密閉性を高め、光触媒などで炭酸ガスを作り出すことで野菜の鮮度を保つ「スリープ野菜」機能を搭載した点が特徴。松田美智也取締役は「野菜の鮮度を保つニーズはどの年代でも高い」とし、「需要を喚起していきたい」と話した。
シリーズ全体で11機種をラインアップし、市場想定価格は26万~42万円としている。