「ボーイング７７７Ｘ」に日本企業５社参画　主要構造物の２１％製造 (1/2ページ)

　ボーイングは１２日、次世代大型旅客機「ボーイング７７７Ｘ」の開発・量産事業に、三菱重工業など日本企業５社が参画することで合意したと発表した。５社はＢ７７７Ｘの主要構造物の２１％分の開発・製造を担う。各社は、自動化設備などＢ７７７Ｘ向けの設備投資を急ぐ考えだ。

　Ｂ７７７Ｘは、新型エンジンの搭載や複合材主翼を採用した最新鋭機。エアバスなどの競合機と比べ燃費を１２％削減、運航コストを１０％削減できるという。すでに、全日本空輸など航空６社から３００機を受注している。

　Ｂ７７７Ｘは２機種あり、このうちＢ７７７－９Ｘは２０１７年に製造を開始し、初号機の引き渡しは２０年を予定している。

　今回、Ｂ７７７Ｘの開発に参画する日本企業は三菱重工のほか、川崎重工業、富士重工業、新明和工業、日本飛行機の５社。

　日本企業全体の製造規模は、Ｂ７７７Ｘで機体の大型化が図られることから、現行のＢ７７７を上回るという。

「５社は卓越した品質を維持しており…」