家電量販大手ビックカメラは11日、改正薬事法の施行に合わせ、副作用リスクが比較的高いとされる1類医薬品のネット販売を12日から始めると発表した。解熱鎮痛剤「ロキソニン」や胃腸薬「ガスター10」など60~70品目を、ビックと、同グループのコジマのサイトで扱う。また総合スーパーのイオンリテールも、ネットスーパー運営店のうち157店舗で平均37品目の販売を始める。
改正薬事法では、薬剤師が利用者の年齢や症状などをメールなどで確認する仕組みによってネット販売が可能。販売ルールの明確化をうけ、イトーヨーカ堂など他の小売り大手も一般用医薬品(大衆薬)のネット通販を拡大する方針だ。